【国際ETF】VT(全世界株式)の魅力

こんにちは、「ゆずせんべい」です。

皆さんは「VT」というETFをご存じでしょうか。

世界的に有名なVangard社が運用するETFで、これ一つで全世界の株式に分散投資することが出来ます。

「株式投資はしたいけど極力、リスク分散をしたい」という方に特にオススメです。

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VT(全世界株式ETF)とは

正式名称を「Vanguard Total World Stock ETF」と名付けられており、その名の通り「バンガード社による全世界株式ファンド」という意味になります。

「VT」の詳細な情報を以下に記載します。

管理会社ザ・バンガード・グループ・インク(通称:Vanguard)
上場市場NYSEアーカ取引所(NYSE Arca)
設定日2008年6月24日
信託報酬年間 0.08% (税別)
総資産額304億ドル(2021年6月30日時点)
組入株式数9074(2021年6月30日時点)
上位10銘柄の総資産13.8%(純資産合計のに対する資産比率)

VTのポートフォリオ構成

VTは全世界の上場している株式に分散投資しています。その総数は、2021年6月時点で9074銘柄!

上位10銘柄の総資産比率も「13.8%」と、他のETFと比較して分散が出来ております。

まずは市場の配分比率から見ていきましょう!

株式市場の配分比率

2021年6月30日時点

全世界の株式に分散投資するといっても、「時価総額加重方式」を採用している為、どうしても優良企業を多数保有するアメリカへの投資比率が高くなることは避けて通れません。

しかし、「VT」は四半期ごとにリバランス(調整)を行っており、今後新興国が急成長した際にも、ヴァンガード社が柔軟にポートフォリオの比率を調整してくれるのも魅力の一つです。

上位構成銘柄

1Apple Inc.2.80%
2Microsoft Corp.2.70%
3Amazon.com Inc.2.00%
4Alphabet Inc.1.90%
5Facebook Inc.1.10%
6Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.0.70%
7Tesla Inc.0.70%
8Berkshire Hathaway Inc.0.70%
9NVIDIA Corp.0.60%
10JPMorgan Chase & Co.0.60%
2021年6月30日時点

全株式の59.4%をアメリカで占めているだけあって、上位 10銘柄もアメリカ企業が並んでおります。唯一、大手半導体メーカーの「台湾セミコンダクター」は台湾市場だけでなく米国市場にも上場しておりますので、米国投資家のマネーが流入しているといえるでしょう。

VTの平均リターン

1年平均40.57%
3年平均14.66%
5年平均14.79%
10年平均10.18%
設定以来平均(2008年6月24日~)8.10%
2021年6月30日時点

株式投資の中では、かなりリスク分散されているにもかかわらず、設定来リターンが年平均 8.10%というのは、正直かなり驚いています。

VTの配当金(分配金)推移

2021年6月30日時点

配当利回りは、平均 2%を基準に上下していますね!直近1年はコロナショック後の株高もあり、配当利回りは1.5%まで下がっていますが、配当金そのものは10年間で2倍になっています。

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VTのメリット・デメリット

メリット

  • 世界中の株式に分散投資が出来る
  • インカムゲインキャピタルゲインをバランスよく狙える
  • 信託報酬が年間 0.08%と激安

デメリット

  • 分散しているとはいえ、株式投資であることは変わりないので世界的な暴落時には影響を免れない

VT( 全世界株式 )の評価

いかがだったでしょうか。

20~30年後に、米国ではなく中国やインドなどの新興国が大きく経済成長している未来が見える方には魅力的なETFだと思います。

株式投資の中では、最もリスク分散しているETFの一つだと思いますので、「株式投資をしたいけど、極力リスクをとりたくない方」は検討の余地がありますね。

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この記事を書いた人

東京都内在住でサイドFIREを達成したい30代会社員です。趣味は銭湯巡りやパン屋開拓です。このブログでは、日常を少しでも豊かに出来るよう、役立てるような記事をマイペースに更新していきます。

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